関心領域
実話と言うこと、そしてこの題名、ずっと気になっている映画でしたが、知人が「上映は11日まで」とfacebookに書いていて、慌てて調べたら・・・元々上映館も少なかったのに、夜の部しかありませんでしたので「残念だった」と思っていました。
nonoさんのブログのコメントにそのことを書いたら・・・「一部のヒット作品以外は、思い立ったら吉日の勢いで観に行くようにしています」
この言葉に背中を押されて、昨日しかなかったので一人夜の映画館へ。
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アウシュビッツ収容所の隣に壁を隔てて住む収容所所長のルドルフ一家の広い庭は花が溢れ、滑り台付きのプールのある幸せな家、そこに住む一家の暮らしを淡々と淡々と描く映画。
何の説明もありません、観る人に託された映画。
映画館では何も映らない画面に音だけで始まります・・・何の音かは話が始まらないと分かりませんでした。
この音を映画館で聞くことに意味がある気がしました。
収容所からのユダヤ人たちの叫び・銃声・煙・光・気配・・それを聞きながら見ながら普通に暮らす一家にはこれらの音は「関心領域外」だったのか。
そこに訪ねてきた妻ヘートヴィヒの母親は、娘の贅沢な暮らしぶりを運に恵まれたと喜んでいましたが、夜にこの音・窓からの景色に耐えられなくて早朝帰ってしまいます。
母親には関心領域だったとほっとする気がしました。
それでも、ユダヤ人の虐殺で出世していくルドルフも本当は関心領域外ではなかったことが最後に伝わります。
人間の持つ業のようなもの、関心領域というものを考えさせられてしまいました。
これは決して終わった歴史の話ではなく、今もいろんな場面であるものではないかと思わされました。
23時の最寄り駅からの帰り道、こんな時間でも昼の猛暑で熱せられた歩道の蒸し暑さの信じられない凄さ!
昨日は相方の猛暑を避けての早朝ゴルフの為に5時起き、6時から花壇ボランティアの水やりでしたが、歩くなら間違いなく早朝です。
れんくんママがれんくんの為に4時起きでの早朝散歩が正解だとしみじみ。
ナン
昨日のお昼は娘が来て一緒にカレーランチ。
ナンのお代わりも出来ます。
焼きたての熱々のナンはやっぱりおいしい!
先月豆のカレーを食べておいしかったので、今日はチキンカレー。
出たり入ったりと忙しい一日でしたが、家に入る度にクーラーの有難さを痛感する一日でもありました。